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黄金比ネックレス

2011年のノーベル化学賞の対象となった「準結晶」の1次元モデルである「フィボナッチ(Fibonacci)」数列をネックレスにしたものです。

Fibonacci.jpg

フィボナッチ数列は高校で習いますが、0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89・・・と続きます(前の2個の数字を加え合わすと次の数となる)。青ビーズの数も白ビーズの数もその合計も、各々この数列に従って増えます。ビーズ数が増えるほど、青の数と白の数を較べると、最もバランスのとれた比率と云われる「黄金比」(=1.6180・・・)に近づきます(テレホンカードなどカード類の縦横の長さは黄金比にされている)。黄金比は無理数だから何度見ても納得できない、割り切れない、飽きない、常に新鮮な感動が得られる、幸福になれる!?

 作り方:青→青白、白→青というルールで、例えば、青白青→青白青青白、のように前のピース列から、次のビーズ列に発展させます。写真は、青34個、白21個、合計55個のビーズで作られたネックレスですが、端末(写真では赤ビーズの右側の青玉の次ぎ)に来るべき白青、の2個は、対称性のために赤ビーズで置き換えてあります。どんなに長い黄金比ネックレスを作っても端末の白青、あるいは青白、の2個を赤で代表させれば、左右対称になります。

京都エネルギー環境研究協会(エネカン) 新宮秀夫 (2011/11/15)

Written by Shingu : 2016年10月04日 15:42

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